2017年08月14日 (月) | Edit |
  
  ふたひらの耳の寒がりジャズ流す          ほつ枝

  振り向けば犬もふりむき芒ヶ原

  あさきゆめみし昨日の残りめしを嗅ぐ

  ハナミズキ旅の支度に哀ありき 

  素足かなおんおん哭いて風を踏む

  花ばさみ半端な情け無用とす

  ペンはむらさき秋を灯してわが影よ

  老いゆかむ珊瑚朱色を楯として


      投句  2017/08/14     『 川柳葦群 』
 




   
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2017年08月03日 (木) | Edit |
「わきまえる」と、いう言葉があるが、翠はそれを
身に付けていました。
再会に於いての一番の驚きです・・・
今という この時代の流れの中で、もがき苦しみながら、
身に付けて来たのでしょう・・・

公演は盛会であり、拍手喝采の裡に幕は閉じられました。
華やかな舞台でした・・・・・

「新宿」という街。
何十年ぶりかに降り立った84歳。
その中、まるで連携作業のように何人もの方に継いで
頂き、無事 会場にです。

帰りは、同じ方向へ流れていく沢山の人々の中の
お一人に、声をかけさせて頂きました。
その方が 切符を買い無事改札口を抜けて行く私へ
向かって 手を振ってくださいます・・・・・

電車の中。 お隣に立つ方がニコニコと声掛け下さった。
(乗車の時、不安で行先を告げ訊ねていた)
  「次が、あなたの降りられる駅ですよ」 

特急しおかぜの車内。  別れということの悲哀・・・
四歳の 男の子と仲良しに。そして別れが来た・・・・・
別れの握手の愛おしさ、泣くことを必死に耐えて目を
逸らす(おのこ)である・・・
妹を抱っこしている母親に促されて、覚悟の顔を上げ 
大きいキャリーバッグを曳き  横顔を見せた君を・・・  
                 わすれはしないようぅ・・・・・






2017年07月18日 (火) | Edit |
 ごめん・ごめんー。 深夜の大騒動!。パソコン治りました。

ちょっと確かめたい事があり、どんどん以前へ遡って行ってると
パット画面が消えてしまったのですっ・・・
「あっ!パソコンが壊れたぁぁ」 まるで命綱を絶たれたかの様な
泣き顔?だった事でしょうよね・・・しばらくして落ち着きを取戻し
再起動の手順をふんで、もとに戻せました。 『この、よろこび』。

   右や左の、皆々様方に生かされております
   厚く御礼申し上げます
     以後も何卒宜しくお願い致します。


『パソコン』と 『ひとり旅』で、 如何やらこの世に
やっとこさ、留まれているんではとも思うが、体力的に
もう旅は限界かなあぁ・・・・・

丹沢・・・大好きなんですっ。 身体ごと:心まるごと
しっかり抱きしめてくれます・・・・・

今、貴方が歩いてる公園の展望塔で、独りすごした
時を想う・・・・・

 




2017年07月03日 (月) | Edit |
                         梅崎流青 選    

  哭きたいね幼のように声上げて          ほつ枝

  エンヤコラ冬の石曳く婆にそろ

  三面鏡 鬼と仏と私と
 
  芸なしの十指でござんす五月来る

  梅酢透明八十四歳無明なり  

  子よ子よとさみしさ殖やす鰯雲

  佇ちつくす海辺の町の無人駅



     この6月に 84と相成りてそろ
               
                  嗚呼・・・・・ 


 

2017年06月28日 (水) | Edit |
 

  千すじのおもいを矯めて髪を結う        ほつ枝

  帯とけば蛇となる妬心哀しかり

  おんな下駄夏のなさけを抱き眠る

  挫折感ふかく啄木愛誦す

  少しセンチに秋のグラスとシャンソンと

  置き去りにされた手毬と夕あかね



   巻 頭 所 感         ほつ枝

 我に帰るともう電話は切っていた。
 巻頭の知らせを下さる三窓先生へ、只々「済みません、
済みません」と 繰り返し述べていた様な記憶だけが残る。
何故こういう場合に「済みません」などという言葉なんだろう。
 (ああ、恥ずかしい、もっとカッコイイ受け答えをすれば
 良かったのにィ) などと、もろもろの想い。

 川柳に関わって三年、近頃たいへん悩んでいた。
誘われて始めたものである。自分の意志で川柳を選んだ
訳ではない。その故か短歌(父は)ではなく 俳句ではなく
どうして川柳なんだと己に問う時、忸怩たるものが胸中を
過る。
 それで一度ご破算にして出直してみようか、と心に決めた
矢先の事である。
 もう魂消てしまった。空から大きな手が降りて来てむんずと
襟首を掴まれた感じである。 その手が言っている。

    理屈だけ言うが薪割り出来ますか       幸栄
 
 白虎先生、ありがとうございます。空からの大きな手は、
先生のお手でありましょう。
 紫陽先生、ありがとうございます。 「番傘来ましたよ、
取りにいらっしゃい」と、優しい電話を下さいます。
柳社の諸先輩方、ありがとうございます。 ヨチヨチ歩く私を、
アンヨは上手・上手と励まして下さる。
 それから、何かこう目に見えないもの様へ      合掌

  いのちを添えて一枚の旗を縫う        ほつ枝


                  当時、五十一歳のわたくし・・・

 

川柳界は比較的、高年齢であった。
 叔母に無理矢理連れて行かれての今。 懐かしいいなあぁ