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2016年02月20日 (土) | Edit |
 旧作でもよしとのこと〟  句帳を開き拾っていく〟〟〟

       無造作に棄てて来たときの累累          ほつ枝
       
       ビル風によろめきぬ夢ふところに

       風吹く街の君旅人よ顔上げよ

       修羅と呼ぶ街のTOILET空間よ

       身じろぎをすれば淋しさ募る街

       顔上げてならばきれいに討たれむぞ

       哭け北斗からくれないのいろなりき

       キリンの首の視るはこの世の何ならん

       人の世に棲みておまえは「チィ」と啼く

       詩語生れず涸れゆく河よ祖の国よ

       やよ2016年 おまえも胡散臭かりき

       旗よ靡けなびいて傷を癒さんぞ

       一握の米を研ぐとて生まれけむ

       渾身というは哀しきひまわりよ
       
       さくらさくら鬼なる齢もて舞わん

       やよ触るなここ野に朽ちて行きたきを

       棺の中やっとまつりを終えたのか

       霧ふかき海辺の町の母なりき

       米研がなまた逢う日までめし炊かな



      


























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2016年02月16日 (火) | Edit |
 
    珈琲の冷めやすかりきわが卓ぞ          ほつ枝

    一抜け二抜けああ戸籍簿の独りかな

    幸せは遠き彼方か機首上げる

    風の辻曲がって消えた影法師 

    選りもせむ身過ぎ世過ぎの雨傘を

    冴えないねワイングラスもわたくしも

    哀しみのつのりて 柘榴実を曝す

    ペンはむらさき 還らぬ月日残されき

     女ありて 泥のだんごを百つくる

    この子七つ 母の哀しみ知り初めき









2016年02月10日 (水) | Edit |
    
      冬は冬らしき寒さよ顔上げよ           ほつ枝

      ずぶ濡れになって木馬は夢を購う

      汽車を待つ不意の涙の御し難き

      みな孤り駅のベンチを満たし居て

   遠い日の、わたくし・・・(50歳の ひとり旅)・・・・・


   昨日・今日、この頃の私。 ひたすら春を待つ・・・ ・・・

   いま、旅支度、しています。  《泣かないで 泣かないで》